セミリタイアを始める時期について、

「セミリタイア収入」のサイドから

考えてみます。

 

サラリーマンがセミリタイアを目指すために必要な「セミリタイア収入」の資産構成(後編)

では、サラリーマンから

セミリタイアするための資産構成として、

2つのモデルを想定しました。

 

1つ目は

「2.金融資産は、リスクの低いもの」を

巨額にした上で、セミリタイアする。

 

もう1つは、

「1.不動産は、投資用」

または、

「2.金融資産は、リスクの高いもの」

での運用力を磨き、鍛えた上で、

その「セミリタイア収入」内で生活できると確信できれば

セミリタイア(リタイア)する。

 

というものです。

 

ただ、この状態になるまでには

相当の時間がかかる可能性があります。

 

さらに、リタイアを実現した後も

上記2つの方法は、

景気の上下の変動やインフレの影響を

受けることになるため、

リタイア生活が継続できない恐れがでてきます。

 

 

これをヘッジするために

「3.所得を生み出す人的資本は、非サラリーマン所得」

を資産構成に加えていく。

 

つまり、ビジネスをする。

 

これが、セミリタイアに必要な資産構成と考えています。

 

シンプルにすると、セミリタイアするためには、

1、巨額の金融資産

2、生活費以上の運用収益

1か2どちらか、

加えてマイクロビジネス

(マイクロビジネスでなく、賃労働もありだが、

時間的、精神的自由と引き換えになる場合がある)

 

私の場合は、

サラリーマン(運用経験あり)→

起業(店舗経営等ビジネス)→

運用→セミリタイア

つまり、

ビジネスの後に、セミリタイア

という「選択をした」というよりも、

結果として、たどりついているのが

今の状況といえます。

 

そのため、現状の私は

セミリタイアするための

1、巨額の金融資産

2、生活費以上の運用収益

1か2どちらか、

加えてマイクロビジネス

(マイクロビジネスでなく、賃労働もありだが、

時間的、精神的自由と引き換えになる場合がある)

 

という条件に照らし合わせると

 

2、生活費以上の運用収益を目指す 

     プラス

ビジネス(自宅でのビジネス)

となります。

 

セミリタイアに進む、 

サラリーマン→ビジネス

の過程で、

起業前の予想以上に

大きなリスクが発生しました。

        

そういった状況の私が、

自らの失敗や反省も踏まえた上で

セミリタイアを始めるのに

重要と考えるのは、

 

人生設計

を綿密にしたうえで

 

1、巨額の金融資産

2、生活費以上の運用収益

1か2どちらか、

加えてマイクロビジネス

(マイクロビジネスでなく、賃労働もありだが、

時間的、精神的自由と引き換えになる場合がある)

の条件を整えていくこと。

 

では、この条件を整えることができるのはいつか?

セミリタイアをいつはじめるか?

 

セミリタイアするにあたり

年齢は関係ないとは思いたいものの、

周囲やネットなどから感じるのは

独自のモデルで

セミリタイアしている人は40歳代以上が多い

ようにみえます。

 

それは

若いうちに試行錯誤した結果ともいえるし、

また、人生の終着点がおぼろげながら見えてきた

段階にさしかかっているからともいえる

のではないでしょうか?

 

 

資産の構築だけではなく、

今後大きなライフイベントはないだろう、

ということが見えてきているのと同時に、

失敗を経験しているので、何か不測の事態が起きても

対応できるだろうという、

「経験」を積んでいるからかもしれません。

 

若い段階(個人の人生設計の予測ができない)で、まだ、

人生に大きな変化の可能性(結婚、こども(教育)、住宅)

がある場合、セミリタイアすることで、

その可能性に制限がかかってしまう。

 

そして、若い時に挑戦し、

失敗することで得る「経験」を重ねると

困難が現れた時に

「あの時の苦しさに比べたらマシ」

「あの時、乗り切れたんだから今回も大丈夫」

といった、経験に基づいた自信が身につく。

 

その自信がセミリタイア実行への判断を促し、

もしものときにその自信がよりどころとなるの

かもしれません。

 

セミリタイアを早めるには、

独自のモデル(そこには、試行錯誤があるはず)に挑戦し、

確立することだと思います。

 

そのためには、長時間かけて

冷静に「計算」しつつ、

「経験」を積み重ねていくことが必要。

 

セミリタイアを始める判断は、

一生(家族も含め)にかかわることであるため、

一時的な「感情」に

流されないことは重要かもしれません。